| 2009年3月13日 山梨日日新聞 |
塩山三日市場、近接2カ所で火災 連続放火か、先月も3件 |
消火作業に当たる消防署員ら ＝甲州市塩山三日市場 |
十二日午前四時四十分ごろ、甲州市塩山三日市場二七五九ノ四、無職堀内之子さん（69方）の車庫から火が出ているのを近所の男性が発見し、一一九番通報した。車庫と近くの物置を全焼したほか、隣接する堀内さんの母屋の一部を焼いた。また、同じころ、道路を挟んで堀内さん宅の南向かいに位置する会社員宅のすだれが燃えた。ともに火の
気がない場所で、日下部署は連続放火の疑いもあるとみて調べている。同市塩山三日市場では先月、三件の不審火が相次ぎ、今回の現場を含め、半径五十㍍以内に集中している。
同署と東山梨消防本部によると、堀内さん方の火災では車庫北側の燃え方が激しかった。堀内さんは友人宅に泊まりに行っていて出火当時は無人だった。車庫は自由に出入りできる状態だった。一方、会社員宅では、道路に画する窓につるしていたすだれが燃えているのに家人が気付き、消し止めた。
火災現場付近では先月十九日から二十三日の深夜の時間帯に不審火が三件相次いで発生。消防などが警戒していた。近所の男性(66)は「これだけ火事が続くと怖い。落ち着いて眠れない」と不安げな表情で話していた。 |
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| 2009年3月1８日 山梨日日新聞 |
不審火続きの民家でまた火災
室内の妻煙吸い搬送 塩山三日市場 |
住宅火災現場で家人を救出するため室内に入る消防署員 ＝甲州市塩山三同市場 |
十七日午後五時二十分ごろ、甲州市塩山三日市場二七六五ノ「無職依田博文さん（七も方から煙が出ているのを近所の住民が見つけ、一一九番通報した。木造平屋の一部を焼いた。家にいた依田さんの妻頂七）が煙を吸って病院に搬送された。
日下部署と東山梨消防本部によると、依田さんは夫婦二人暮らし。出火当時博文さんは外出していた。建物内から出火していて、消防署員が駆け付けた時には家の中から鍵が掛けられた状態だったという。消防署員が家の中から妻を救出した。同署が出火原因を調べている。
現場周辺では先月から不審火が六件相次いで起きている。そのうち二件は依田さん方で、軒先のすだれや物置肉の衣類を焼いた。近所に住む男性（29）は「パチパチと音がして見たら（依田さん方から）真っ黒な煙が上がっていた」と驚いた様子で話していた。 |
出火場所は居間東側か 2009年3月18日 山梨日日新聞
甲州の民家火災で見分 甲州市塩山三日市場の無職依田博文さん（七五）方の木造平屋住宅の一部を焼いた火事は、焼失面積約六十平方㍍、出火場所は居間東側付近とみられることが十八日、日下部署と東山梨消防本部の調べで分かった。
同署などは同日、依田さん立ち会いの下、現場を実況見分した。火事は十七日午後五時二十分ごろ発生。出火当時家にいて、煙を吸って病院に運ばれた依田さんの妻（47）は、のどにやけどして数週間の入院が必要という。同署などは妻の回復を待って事情を聴くほか、現場周辺で相次ぎ発生した不審火を受けて設置した、ビデオカメラの分析も進め出火原因を調べる。 |
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| 2009年3月27日 山梨日日新聞 |
塩山でまた不審火 廃屋全焼 消火の女性病院搬送 |
二十六日午後八時ごろ、甲州市塩山上於曽の廃屋（同所、反田昭子さん所有）から煙が出ているのを近くの男性が発見し通報した。木造平屋約七十平方㍍を全焼した。消火に当たった近所の女性（六五）が煙を吸って病院に搬送された。
日下部署と東山梨消防本部によると、廃屋は元アパートで、建物南側の燃え方が激しかった。数年前から無人の状態が続いていたという。現場に火の気はなく、同署などは不審火とみて詳しい出火原因を調べている。
同市塩山上於曽では、二月二十四日夜にも今回の現場から約七百㍍離れた無人の物置を全焼する火事が起きている。また同市塩山三日市場では民家などを焼く不審火が先月から七件相次いで発生している。 |
2009年3月27日 山梨日日新聞 室内から出火放火の疑いも 甲州の廃屋火災
甲州市塩山上於皆の廃屋を二十六日に全焼した火事で、出火場所は建物内部だったことが二十七日、日下部署と東山梨消防本部の調べで分かった。普段火の気のない室内からの出火だったことから、同署などは放火の可能性もあるとみて調べている。
同署などは同日、現場で実況見分を実施。調べによると、二棟が連なった廃屋のうち、西側の建物内にある押し入れ付近から出火したとみられる。 廃屋は数年前から無人で、玄関のドアは閉められているがカギはかかってなく、出入りは自由にできる状態だった。電気は通っていなかったという。 同市塩山上於曽では一カ月ほど前にも今回の現場から約七百㍍北東で無人の物置を全焼する火事が起きている。また同市塩山三日市場では民家などを焼く不審火が二月から七件相次いで発生している。 |
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| 2009年3月27日 山梨日日新聞 |
ベット3000匹焼け死ぬ 甲州市ブリーダー宅全焼 |
消火作業をする消防署員ら ＝甲州市塩山小屋敷 |
27日午前9時半ごろ、甲州市塩山小屋敷1662の1、ペットのブリーダー渡部久さん（37）方から出火、木造平屋住宅、鉄骨平屋の作業場と物置の計3棟約469平方㍍を全焼し、渡部さんが飼育していたサルやキッネ、ハムスターなどの動物3千匹以上が焼け死んだ。けが人はなかった。
日下部署と東山梨消防本部によると、渡部さんは3年前からペット用の動物を同所の作業場で飼育。出火当時管理していたハムスター1500匹、ザリガl000匹、クサガメ500～600匹、サルのショウガラゴ（通称ブッシュベイビー）7匹、キッネ3匹、オウム2羽、モモンガ7匹、ラブラドール犬1匹がすべて焼け死んだ。渡部さんの日下部署への説明では被害額は約1千万円に上るという。
渡部さん方は北から住宅、作業場、物置の配置になっていて、作業場の中央部分が特に激しく燃えていた。渡部さんは4人暮らし。出火当時、4人とも住宅内にいたが、火事に気付いて逃げたという。同署などが出火原因を調べている。
近所の主婦は「煙で火災に気が付いた。作業場辺りから建物の2倍ほどの高さに火柱が上がっていた」と驚いた裸子で話していた。 現場は恵林寺の約150㍍西で、周辺の道路が交通規制されるなど一時騒然とした。 |
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| 2009年12月16日 山梨日日新聞 |
ころ柿盗続発 3500個被害 甲州、山梨出荷直前狙われる |
ころ柿盗続発 3500個被害 甲州、山梨出荷直前狙われる 甲州市塩山地区を中心に、特産のころ柿が盗まれる被害が相次いでいることが15日、分かった。出荷直前のころ柿がほとんどで、日下部署に被害届が出ているだけでも11、12月の2カ月間で4件計約3500個（約50万円相当）。一度に大量に盗まれていることから、同署は複数犯の可能性もあるとみて調べるとともに、農家に注意を呼び掛けて
いる。
同署とJAフルーツ山梨などによると、15日午前9時ごろ、甲州市塩山三日市場の男性（72）が、自宅から離れた畑で平干ししてあった柿を確認しに行ったところ、出荷直前の1080個が盗まれていることに気が付いた。前日の午後10時半ごろまでは異常がなかったという。柿は軒先でひもでつるして干した後、作業台の上に広げられていた。現場には複数の足跡が残っていた。 男性は「今年は柿が不作だったため、ただでさえ貴重。もう少しで出荷だったのに悔しい」と肩を落としている。
同市塩山下柚木の男性（64）は12日午前9時ごろ、900個のころ柿が盗まれているのを発見。出荷間際の大きな柿を選んで盗んだような形跡があったという。 このほか、11月上旬から12月にかけて、同市塩山熊野と山梨市南の農家2軒が被害に遭った。
JAフルーツ山梨担当者は「出荷直前が狙われているので、ころ柿に精通した者が販売目的で盗んだ可能性があり、卑劣な行為。農家には管理を徹底してほしい」と話している。 |
